「ロングアイアンは球が上がらない。でもウッド型ユーティリティは左に引っかける」。そんな悩みを抱えるゴルファーの有力な選択肢が、アイアン型ユーティリティです。
アイアンに近い顔と振り心地のまま、ロングアイアンより球が上がりやすく、ミスにも強いのが特徴。ただし、ヘッドスピードに合わないロフトを選ぶと「難しいクラブ」になってしまいます。
この記事では、ヘッドスピードに合ったロフト角と、やさしさ重視か操作性重視かというヘッド形状の2点で選ぶという結論をもとに、2026年に購入できる現行モデルから15本を厳選しました。
ウッド型との違いや向かない人の見分け方、今のセッティングに何度を入れるべきかもあわせて解説します。自分に合う1本を見つけて、180〜200ヤードの距離を得意な距離に変えていきましょう。
アイアン型ユーティリティとは?ウッド型・ロングアイアンとの違い

最初に、アイアン型ユーティリティがどんなクラブなのかを整理しておきます。ウッド型やロングアイアンとの違いを知っておくと、自分に合うかどうかを判断しやすくなるはずです。
アイアン型ユーティリティはロングアイアンをやさしくしたクラブ
アイアン型ユーティリティは、見た目はアイアンに近いまま、ヘッド内部を空洞(中空構造)にして重心を低く・深くしたクラブです。
ヘッドの後ろ側にボリュームがあり、フェースの反発も高められているため、同じロフトのロングアイアンより球が上がりやすく、芯を外しても飛距離が落ちにくいのが最大の特徴といえます。
おもに2番〜5番アイアンの代わりとして使われ、ロフト角は17〜28度前後が中心。アイアンと同じ感覚で構えて振れるので、ウッド型に違和感がある人でもバッグに入れやすいクラブです。
ウッド型ユーティリティとの違いは弾道・操作性・ミスの傾向
同じ「ユーティリティ」でも、ウッド型とアイアン型は性格がかなり違います。アイアン型ユーティリティとウッド型、ロングアイアンの特徴を比べると、次のとおりです。
| 項目 | アイアン型UT | ウッド型UT | ロングアイアン |
|---|---|---|---|
| 球の上がりやすさ | 〇(中弾道〜やや高弾道) | ◎(高弾道) | △(低弾道) |
| 操作性 | 〇(球筋を打ち分けやすい) | △(ヘッドが大きく操作しにくい) | ◎ |
| ミスへの寛容性 | 〇 | ◎ | △ |
| 出やすいミス | 右へのプッシュ | 左への引っかけ | トップ・ダフり |
| 構えたときの感覚 | アイアンに近い | フェアウェイウッドに近い | アイアンそのもの |
ポイントはアイアン型は左へのミスが出にくいこと。ウッド型よりヘッドが返りにくいため、フックに悩む人や、狭いホールで左を消したい人には大きなメリットになります。
反対に、球の上がりやすさとミスへの強さはウッド型が上。ボールを楽に上げたい人にとっては、ウッド型のほうが結果を出しやすいケースもあります。
ドライビングアイアン・クロスオーバーなど呼び名の違い
アイアン型ユーティリティはメーカーごとに呼び名がバラバラで、商品を探すときに混乱しやすいジャンルです。代表的な呼び名は次のとおりです。
- ユーティリティアイアン:タイトリストやミズノなどが使う、もっとも一般的な呼び名
- ドライビングアイアン:ティーショットでの使用も想定した、飛距離寄りのモデルに多い名称
- クロスオーバー:PINGなどが使う、アイアンとウッドの中間という意味の呼び名
- ハイブリッド:欧米でのユーティリティの呼び名で、アイアン型を指すこともある
名称は違っても、基本的な役割は同じと考えて問題ありません。本記事では、アイアンに近い形状のものをまとめて「アイアン型ユーティリティ」として紹介しています。
アイアン型ユーティリティは難しい?向いている人・向かない人
「アイアン型ユーティリティは上級者向けで難しい」というイメージは根強くあります。しかし最新モデルは中空構造や低重心化が進み、自分に合ったロフトを選べば、アベレージゴルファーでも十分に扱えるクラブになりました。
とはいえ、誰にでも合うわけではありません。向いている人と、ウッド型を選んだほうがいい人を整理します。
アイアン型ユーティリティが向いている人
- ウッド型ユーティリティだと左に引っかけるミスが多い
- ウッド型では球が上がりすぎて、風に流される
- アイアンと同じ感覚で構えて振りたい
- 狭いホールのティーショットで、ライン出しの1本がほしい
- ドライバーのヘッドスピードが40m/s前後以上ある
とくに「ウッド型の引っかけ」に悩んでいる人は、アイアン型に替えるだけで方向性が大きく改善するケースも少なくありません。
ウッド型を選んだほうがいい人
- ドライバーのヘッドスピードが38m/s以下で、7番アイアンでも球が上がりにくい
- 持ち球がスライスで、右へのミスが一番の悩み
- ラフやフェアウェイバンカーから、とにかく楽に球を上げたい
アイアン型は構造上、ウッド型より右に出やすく、球の高さも出にくくなります。球の高さとつかまりが足りない人は、無理にアイアン型を選ばないほうが、スコアアップへの近道です。
アイアン型ユーティリティの選び方|失敗しない4つのポイント
アイアン型ユーティリティ選びで失敗しないために、次の4つのポイントを順番にチェックしていきましょう。
- ヘッドスピードに合わせて番手(ロフト角)を決める
- 今のセッティングとロフトのつながりを確認する
- ヘッド形状で「やさしさ」と「操作性」のバランスを選ぶ
- シャフトはアイアンより10〜20g軽いものを選ぶ
ヘッドスピードに合わせて番手(ロフト角)を決める
もっとも重要なのがロフト角です。ロフトの立った番手ほど飛距離は出ますが、ヘッドスピードが足りないと球が上がらず、キャリーが出なくなります。迷ったら、少しロフトの寝た番手を選ぶのが失敗しないコツです。
ドライバーのヘッドスピード別に、ロフト角の目安をまとめました。
| ドライバーのヘッドスピード | ロフト角の目安 | 置き換えるアイアンの目安 |
|---|---|---|
| 38m/s未満 | ウッド型UTを優先(アイアン型なら25〜28度) | 5〜6番アイアン |
| 38〜42m/s | 22〜25度 | 4〜5番アイアン |
| 42〜45m/s | 19〜22度 | 3〜4番アイアン |
| 45m/s以上 | 17〜20度 | 2〜3番アイアン |
数値はあくまで目安です。同じ番手表記でもメーカーによってロフト角が2〜3度違うことがあるため、「4番」などの番手ではなく、ロフト角の数字で比べるようにしてください。
今のセッティングとロフトのつながりを確認する
アイアン型ユーティリティは「一番長いアイアン」と「一番ロフトの大きいウッド」の間を埋めるクラブです。両者のロフト差の真ん中に入るように選ぶと、飛距離の階段がきれいにそろいます。
| 今のセッティング | 入れるロフトの目安 | ねらい |
|---|---|---|
| 5W(18度)+5I(24度) | 21度前後 | 5Wと5Iの間の距離を埋める |
| 5W(18度)+6I(26度) | 20度と23度の2本 | ロングアイアン2本分をまとめて置き換える |
| 3W(15度)+4I(21度) | 18度前後 | 狭いホールのティーショット用にする |
| 7W(21度)+5I(24度) | アイアン型UTは不要なことも | ロフト差が小さく、距離がかぶりやすい |
最近のアイアンはロフトが立っている「ストロングロフト」のモデルも多く、番手だけで判断すると距離がかぶりがちです。手持ちのアイアンの最長番手のロフトを必ず確認してから選びましょう。
ヘッド形状で「やさしさ」と「操作性」のバランスを選ぶ
アイアン型ユーティリティのヘッドは、大きく2タイプに分けられます。
- やさしさ重視型:ヘッドが大きめで、ソール幅が広く、トップラインが厚め。球が上がりやすく、芯を外しても飛距離が落ちにくい
- 操作性重視型:ヘッドが小ぶりで、トップラインが薄い。アイアンとの見た目のつながりがよく、球筋を打ち分けやすい
初めてアイアン型を使う人や、平均スコアが90台以上の人は、やさしさ重視型から選ぶと失敗しにくいでしょう。操作性重視型は、ロングアイアンをある程度打てる中上級者向けです。
シャフトはアイアンより10〜20g軽いものを選ぶ
アイアン型ユーティリティはアイアンより長いため、アイアンと同じ重さのシャフトでは振り遅れやすくなります。
目安は、使っているアイアンのシャフトより10〜20g軽いものです。
- スチールシャフト:アイアンと同じ感覚で振りたい人、ヘッドスピードが42m/s以上ある人向け
- カーボンシャフト:球を楽に上げたい人、つかまりを良くしたい人向け
硬さ(フレックス)はアイアンと同じにしておくのが基本。重さだけ少し軽くすると、違和感なくセッティングに組み込めます。
アイアン型ユーティリティおすすめ15選|タイプ別に紹介
ここからは、2026年に購入できる現行モデルの中から、おすすめのアイアン型ユーティリティを15本紹介します。「やさしさ重視」「バランス型」「操作性重視」「コスパ重視」の4タイプに分けているので、自分の目的に合うグループから読んでみてください。
やさしさ重視|初めてのアイアン型ユーティリティにおすすめ
ヘッドが大きめでソール幅が広く、球が上がりやすいモデルを集めました。アイアン型ユーティリティが初めての人は、このグループから選ぶと安心です。
タイトリスト U505 ユーティリティアイアン(2025)
タイトリストのU505は、中空ボディに鍛造Lフェースを組み合わせたアイアン型ユーティリティです。2025年モデルは前作よりヘッドがやや大きくなり、打点のブレに強く、高い弾道でグリーンに止めやすい設計へと進化しました。
番手ごとにヘッド形状を変えているのも新しい点で、ロフトの立った番手ほどソールを広くして球を上げやすくしています。「アイアン型は難しい」という先入観を崩してくれる1本です。
こんな人におすすめ
- 高い弾道でグリーンに止めたい人
- アイアン型ユーティリティを初めて試す人
| おすすめ度 | ★★★★★ |
|---|---|
| 価格 | 36,800円前後 |
| ロフト角 | 16度・18度・20度・22度 |
| 構造 | 中空・鍛造Lフェース・タングステン内蔵 |
| 特徴 | 番手別のヘッド形状で球が上がりやすい |
テーラーメイド P-DHY(2024)
テーラーメイドのP-DHYは、Pシリーズアイアンの流れをくむアイアン型ユーティリティです。浅めのフェースと抜けの良いラウンドソールを採用し、低重心設計によって高弾道と適度なスピン量を両立しています。
姉妹モデルのP-UDIよりヘッドが大きく、ハンディキャップ6〜18という幅広い層をカバーする設計。ティーショットからラフまで、1本で幅広く使いたい人に向いています。
こんな人におすすめ
- ロングアイアンの代わりに、やさしく高さを出したい人
- テーラーメイドのPシリーズアイアンを使っている人
| おすすめ度 | ★★★★☆ |
|---|---|
| 価格 | 29,800円前後 |
| ロフト角 | 18度・20度・22度 |
| 構造 | 中空・低重心設計 |
| 特徴 | ラウンドソールで抜けが良く高弾道 |
ミズノ JPX FLI-HI ユーティリティ(2024)
ミズノのJPX FLI-HIは、アイアンとの流れを重視したユーティリティです。クラブ長さを一般的なユーティリティよりやや短めにしているため、アイアンに近い感覚で振り抜けます。
ロフトは19度から28度まで4種類をラインナップ。3番〜6番アイアンの代わりに使えるので、5番や6番アイアンが苦手な人の置き換えにもぴったりです。カーボンとスチールから選べ、ヘッドスピードに合わせやすいのも魅力といえます。
こんな人におすすめ
- 5番・6番アイアンをやさしいクラブに置き換えたい人
- アイアンとの振り心地のつながりを重視する人
| おすすめ度 | ★★★★☆ |
|---|---|
| 価格 | 22,000円前後 |
| ロフト角 | 19度・22度・25度・28度 |
| シャフト | カーボン/スチール |
| 特徴 | やや短めの長さでアイアン感覚で振れる |
フォーティーン HI-3 ユーティリティアイアン
フォーティーンのHI-3は、「軽くて球が上がりやすい」を追求したアイアン型ユーティリティです。シャフトの推奨ヘッドスピードは33〜40m/s(ドライバー)で、薄肉フェースとプラズマ溶接のヘッドで球の上がりやすさを追求しています。
重心アングルを大きくしてボールをつかまえやすくしている点も特徴。アイアン型のなかでは右へのミスが出にくいので、スライス気味の人でも使いやすい設計です。
こんな人におすすめ
- ヘッドスピードが40m/s以下で、軽いクラブを振りたい人
- 右へのプッシュアウトが気になる人
| おすすめ度 | ★★★★☆ |
|---|---|
| 価格 | 27,700円前後 |
| ロフト角 | 24度・27度・30度・34度 |
| シャフト | FT-40i/FT-50i/FT-60i |
| 特徴 | 軽量で球をつかまえやすい |
マスダゴルフ HBI ユーティリティ
マスダゴルフのHBIは、ロングアイアンの操作性と方向性を残しながら、高い弾道でグリーンを狙うことを目指したアイアン型ユーティリティです。
カスタム455ステンレスのフェースと8620マイルドスチールのボディを組み合わせた中空構造で、ミスへの強さと球の上がりやすさを両立しています。大手メーカー品とは違う、職人ブランドならではの打感を楽しみたい人にもおすすめできるモデルです。
こんな人におすすめ
- 打感の柔らかさを重視する人
- 人と被らないモデルを使いたい人
| おすすめ度 | ★★★☆☆ |
|---|---|
| 価格 | 26,200円前後 |
| ロフト角 | 18度・21度・24度 |
| 構造 | 中空・455ステンレスフェース |
| 特徴 | 柔らかい打感と上がりやすさの両立 |
バランス型|飛距離と方向性を両立したい人におすすめ
やさしさと操作性のバランスが良く、飛距離と方向性の両方を求める人向けのモデルです。ティーショットからセカンドショットまで、幅広い場面で活躍します。
PING iDi ドライビングアイアン(2025)
PINGのiDiは、ドライビング性能を重視して設計されたアイアン型ユーティリティです。ヘッド内部に空気を詰めたバッグと補強構造を配置し、インパクトの振動を抑えて、中空とは思えない落ち着いた打音を実現しました。
慣性モーメントが大きく、ブレの少ない直線的な弾道でラインを出しやすいのが持ち味。つかまりすぎない設計なので、左のミスを気にせず振り切れます。
こんな人におすすめ
- 狭いホールのティーショットで安心して使える1本がほしい人
- 左への引っかけを減らしたい人
| おすすめ度 | ★★★★★ |
|---|---|
| 価格 | 49,500円前後 |
| ロフト角 | 17度・20度・23度 |
| 構造 | 中空・内部エア構造 |
| 特徴 | 直進性が高く打音が静か |
スリクソン ZXi U ユーティリティ(2024)
スリクソンのZXi Uは、打感と飛距離性能の両立をテーマに開発されたアイアン型ユーティリティです。軟鉄鍛造ボディの中空構造で、しっかりとした打感が得られます。
ロフトは18度・20度・23度の3種類。スリクソンのアイアンと顔のつながりがよく、フェアウェイからでもティーからでも使いやすい1本です。
こんな人におすすめ
- 飛距離と打感の両方を妥協したくない人
- スリクソンのアイアンを使っている人
| おすすめ度 | ★★★★★ |
|---|---|
| 価格 | 29,500円前後 |
| ロフト角 | 18度・20度・23度 |
| 構造 | 中空・軟鉄鍛造ボディ |
| 特徴 | 軟鉄鍛造ボディで打感が良い |
ウィルソン STAFF MODEL RB ユーティリティアイアン
ウィルソンのSTAFF MODEL RBは、ツアーからのフィードバックをもとに開発されたアイアン型ユーティリティです。高強度のC300マルエージング鋼をフェースに採用し、高い初速と柔らかい打感を両立しています。
中空ボディの内部にはリブ構造を配置し、打球音を整えつつミスヒット時の方向性も安定させました。ロフトは18度・21度・24度の3種類で、2番〜4番アイアンの代わりに選べます。
こんな人におすすめ
- 吹き上がらない強い弾道で飛ばしたい人
- ツアーモデルの雰囲気を楽しみたい人
| おすすめ度 | ★★★★☆ |
|---|---|
| 価格 | 16,500円前後 |
| ロフト角 | 18度・21度・24度 |
| 構造 | 中空・マルエージング鋼フェース |
| 特徴 | 初速が速く、方向性も安定 |
GINNICO IRON UTILITY
GINNICOのIRON UTILITYは、すっきりとした顔つきながら、ロングアイアンより高い弾道を打ちやすい深・低重心設計のモデルです。反発性能の高いマルエージング鋼をカップ状のフェースに採用し、ソール側まで反発エリアを広げています。
ヘッドカラーのカスタマイズにも対応していて、見た目にもこだわれるのがうれしいところ。性能と個性の両方を求める人に向いた1本です。
こんな人におすすめ
- 構えやすさと高い弾道を両立したい人
- キャディバッグの中身で個性を出したい人
| おすすめ度 | ★★★☆☆ |
|---|---|
| 価格 | 40,700円前後 |
| ロフト角 | 19度・22度・25度(±1度) |
| 構造 | 中空・カップフェース |
| 特徴 | 深・低重心で高弾道、カラー選択可 |
操作性重視|中上級者におすすめ
ヘッドが小ぶりでトップラインが薄く、アイアンとの見た目のつながりが良いモデルです。球筋を打ち分けたい中上級者に向いています。
タイトリスト T250•U ユーティリティアイアン(2025)
タイトリストのT250•Uは、T250アイアンの設計思想を受け継いだアイアン型ユーティリティです。オフセットが少なくシンプルな形状で、Tシリーズアイアンの上の番手として自然になじみます。
ヘッド内部に高比重タングステンを配置し、打点がブレても初速が落ちにくく、直進性の高い弾道を実現しました。U505よりアイアンに近い顔を好む人に合います。
こんな人におすすめ
- アイアンと同じ感覚で構えたい人
- ロングアイアンを打てるが、もう少しやさしさがほしい人
| おすすめ度 | ★★★★☆ |
|---|---|
| 価格 | 37,700円前後 |
| ロフト角 | 18度・20度・22度 |
| 構造 | 中空・タングステン分散配置 |
| 特徴 | アイアンに近い顔で直進性が高い |
テーラーメイド P-UDI(2024)
テーラーメイドのP-UDIは、P-DHYと同じシリーズの中で、より上級者向けに仕上げたアイアン型ユーティリティです。アイアンに近いシャープな形状で、強い弾道と操作性を重視するゴルファーに向いています。
ヘッド内部に最大26gのタングステンを配置し、重心をフェース中央に近づけることで、強弾道と寛容性、操作性を高いレベルで両立しています。
こんな人におすすめ
- 風に負けない低めの強い弾道を打ちたい人
- 高低や左右の打ち分けをしたい人
| おすすめ度 | ★★★★☆ |
|---|---|
| 価格 | 29,800円前後 |
| ロフト角 | 17度・20度・22度 |
| 構造 | 中空・タングステン内蔵 |
| 特徴 | シャープな顔で強弾道 |
ミズノ Mizuno Pro FLI-HI ユーティリティ(2025)
Mizuno Pro FLI-HIは、ミズノのツアーブランドから登場したアイアン型ユーティリティです。アイアンらしい顔つきと、ミズノならではの打感へのこだわりが詰まっています。
ロフトは19度と21.5度の2種類で、スチールとカーボンのシャフトから選べます。飛距離とフィーリングの両方を重視する人に向いたモデルです。
こんな人におすすめ
- 打感や打音にこだわる人
- ミズノのアイアンを使っている人
| おすすめ度 | ★★★★☆ |
|---|---|
| 価格 | 34,100円前後 |
| ロフト角 | 19度・21.5度 |
| シャフト | カーボン/スチール |
| 特徴 | アイアンらしい顔と心地よい打感 |
BALDO TT HYBRID DRIVING IRON HDI
BALDOのTT HYBRID DRIVING IRON HDIは、精密鍛造の中空ボディで打ちやすさを追求したアイアン型ユーティリティです。ヘッド内部にタングステンウェイトを配置し、特殊な熱処理を施したフェースで鋭い反発を生み出します。
丸みのあるソールが、ラフや傾斜地でもスムーズに抜けるのも強み。吸い付くような打感を求める人に試してほしいモデルです。
こんな人におすすめ
- 打感の良さを最優先したい人
- ラフや傾斜からも積極的に使いたい人
| おすすめ度 | ★★★☆☆ |
|---|---|
| 価格 | 37,800円前後 |
| ロフト角 | 18度・20度・23度 |
| 構造 | 精密鍛造・中空 |
| 特徴 | ラウンドソールで抜けが良い |
コスパ重視|まずは1本試したい人におすすめ
「アイアン型ユーティリティが自分に合うか、まずは試してみたい」という人向けに、手に取りやすいモデルを選びました。
FLIT-BOX マレージングU-アイアン
FLIT-BOXのマレージングU-アイアンは、高反発をうたうマルエージング鋼フェースが特徴のアイアン型ユーティリティです。1.9mmの薄いマルエージング鋼フェースで飛距離を伸ばしつつ、厚めのトップブレードで構えたときの安心感を高めています。
シャフトやグリップを選べるので、自分のスイングに合わせた仕様で注文できるのも魅力。ウッドやアイアンが苦手な人の最初の1本に向いています。
こんな人におすすめ
- アイアン型ユーティリティを手軽に試したい人
- シャフトを自分好みに選びたい人
| おすすめ度 | ★★★☆☆ |
|---|---|
| 価格 | 14,300円前後 |
| ロフト角 | 18度・21度・24度 |
| 構造 | 中空・高反発フェース |
| 特徴 | シャフト・グリップを選べる |
ORLIMAR ユーティリティアイアン ORM-025UT
ORLIMARのORM-025UTは、ユーティリティウッドとアイアンの利点を組み合わせたアイアン型ユーティリティです。低重心の中空ヘッドで、アイアンより楽に球を上げられるよう設計されています。
2番(14.5度)からPW(40度)まで9番手から選べるので、苦手な番手だけを置き換えられるのが強み。ロングアイアンの代わりなら、18度(4番)や21度(5番)が使いやすいでしょう。
こんな人におすすめ
- 苦手な番手だけをアイアン型ユーティリティにしたい人
- できるだけ予算を抑えたい人
| おすすめ度 | ★★☆☆☆ |
|---|---|
| 価格 | 8,500円前後 |
| ロフト角 | 14.5度・16度・18度・21度・24度・27度・30度・35度・40度 |
| 構造 | 中空・低重心 |
| 特徴 | #2〜PWの9番手から選べる |
アイアン型ユーティリティのよくある質問

アイアン型ユーティリティを選ぶときによく出てくる疑問に、短く答えていきます。
アイアン型ユーティリティは初心者でも使えますか?
ロフト25度前後の番手を選べば、初心者でも十分に使えます。同じロフトのアイアンより重心が低く、球が上がりやすいためです。ただし、ドライバーのヘッドスピードが38m/s以下で球が上がりにくい人は、ウッド型のほうが結果を出しやすいでしょう。
アイアン型ユーティリティは何番を選べばいいですか?
手持ちの一番長いアイアンより、ロフトが3〜4度小さいものが基本です。たとえば最長が24度の5番アイアンなら、20〜21度が目安。ヘッドスピードが42m/s未満の人は、22度以上から選ぶと飛距離の階段を作りやすくなります。
アイアン型ユーティリティの飛距離はどれくらいですか?
同じロフトのアイアンと同じか、やや飛ぶ程度と考えてください。ロフト20度前後なら、ヘッドスピード40m/s前後の人で170〜190ヤードが目安です。ロングアイアンでキャリーが出ない人ほど、球が上がるぶん飛距離が伸びやすくなります。
アイアン型ユーティリティの打ち方はアイアンと同じですか?
基本はアイアンと同じで、ボールを少し左に置いて払い打つイメージが合います。ボール位置はスタンス中央から1〜1.5個分左が目安。上から強く打ち込むとダフりやすいため、ソールを滑らせるように振りましょう。
アイアン型ユーティリティは中古で買っても大丈夫ですか?
フェースとソールの状態を確認すれば、中古でも問題なく使えます。モデルチェンジ後は旧作の価格が下がりやすく、コスパの良い選択肢です。購入前には、フェースの溝の摩耗、ソールの深い傷、シャフトのサビや曲がりを必ずチェックしてください。
ウッド型とアイアン型のユーティリティは併用してもいいですか?
併用はおすすめで、長い番手をウッド型、短い番手をアイアン型にする組み合わせが定番です。球を上げたい長い距離はウッド型に任せ、狙いたい距離はアイアン型で打てます。ティーショット専用にアイアン型を1本入れる使い方も有効です。
まとめ|アイアン型ユーティリティでロングアイアンの距離をやさしく攻めよう

アイアン型ユーティリティは、アイアンの構えやすさとユーティリティのやさしさをあわせ持つクラブです。左へのミスが出にくく、ラインを出しやすいため、ウッド型の引っかけに悩む人にとって心強い味方になります。
選ぶときのポイントをおさらいしておきましょう。
- ヘッドスピードに合わせて、ロフト角の数字で番手を決める
- 一番長いアイアンと一番ロフトの大きいウッドの間に入るロフトを選ぶ
- 初めてならやさしさ重視型、球筋を操りたいなら操作性重視型
- シャフトはアイアンより10〜20g軽いものを選ぶ
迷ったときは、やさしさ重視のモデルで、少しロフトの寝た番手から始めるのが失敗しない選び方です。自分に合う1本を見つけて、苦手だった180〜200ヤードをスコアメイクの武器に変えていきましょう。



