ゴルフのスコアアップに欠かせないウェッジ選び。特にクリーブランドは、初心者からツアープロまで幅広いゴルファーに愛用されるブランドとして高い評価を得ています。
本記事では、クリーブランド ウェッジの選び方とおすすめモデル8選をご紹介します。RTX、CVX、スマートソールといった人気シリーズの特徴や、レベル別の選び方まで詳しく解説しますので、自分にぴったりの一本を見つけてください。
クリーブランド ウェッジとは?ブランドの魅力

クリーブランドゴルフは、1979年にウェッジの巨匠ロジャー・クリーブランド氏によって設立されたゴルフクラブメーカーです。2007年からは日本のダンロップの傘下に入り、伝統的な形状と最新テクノロジーを融合させたウェッジを生み出しています。
ツアープロも愛用する信頼の実績
クリーブランドのウェッジは、タイガー・ウッズや松山英樹選手のマスターズ優勝にも貢献した実績があります。世界中のツアープロに数え切れないほどの勝利をもたらしてきた信頼性の高さが最大の魅力です。
特に20年以上ロングセラーを続けたツアーアクション588は、正統派アメリカンウェッジの代表格として多くのゴルファーに支持されてきました。美しいティアドロップ形状は、その後登場した多くのウェッジの原型となっています。
初心者から上級者まで幅広いラインナップ
クリーブランドの大きな特徴は、あらゆるレベルのゴルファーに対応する豊富なラインナップです。高度なテクニックを生かせるプロモデルから、オートマチックに寄せられるアベレージモデルまで用意されており、自分のスキルやプレースタイルに合わせて最適なモデルを選ぶことができます。
また、ソールグラインドのバリエーションも必要にして十分な数に集約されているため、選ぶときに迷ったり失敗したりすることが少ないのも魅力の一つです。
クリーブランド ウェッジの選び方
クリーブランドウェッジを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。自分のレベルやプレースタイルに合わせて、最適な一本を見つけましょう。
レベル別の選び方|初心者・中級者・上級者
初心者の方には、ソール幅が広くバウンス角が大きいモデルがおすすめです。ショット時に地面に刺さりにくく、ダフりなどのミスショットを軽減してくれます。スマートソールシリーズやCVXシリーズが最適でしょう。
中級者の方は、スコアアップを目指してロフト角のバリエーションを増やすことをおすすめします。ピッチングウェッジとサンドウェッジの間のロフト角を持つアプローチウェッジを1、2本追加すると、距離の打ち分けがしやすくなります。
上級者の方には、バウンス角が小さくソール幅も狭いモデルが向いています。また、ソールが多面的に削られた「多面ソール」タイプのウェッジは、フェースを開いて使いやすく、スピンの強さを調節したり弾道の高さを打ち分けたりできます。RTXシリーズが最適です。
シリーズで選ぶ|RTX・CVX・スマートソール
クリーブランドには大きく分けて3つのシリーズがあります。
RTXシリーズは、従来のCGシリーズに代わって2013年に登場した中上級者向けモデルです。希代の名器ツアーアクション588の美しいティアドロップ形状を受け継ぎながら、ローテーションテクノロジーを搭載し、フェースをどのように開いても安定したスピンが得られるのが特徴です。
CVXシリーズは、アベレージゴルファー向けに設計されたキャビティバックモデルです。キャビティ効果により上下左右のヘッド慣性モーメントがアップし、ミスショットに強くなっています。単品ウェッジ初心者にも選びやすいシンプルなコンセプトが魅力です。
スマートソールシリーズは、初中級者が特別なテクニックを使わなくてもショートゲームを楽しめるように作られたウェッジです。特徴的なワイドソールによってアプローチでもっとも多いミスであるダフリを激減させることができます。
ロフト角で選ぶ|距離の打ち分けがカギ
ロフト角は、飛距離や弾道の高さに影響する重要な要素です。アイアンセットのピッチングウェッジのロフト角を基準にして、4〜6度の間隔で均等に選ぶことが一般的です。
各ウェッジのロフト角を均等にすることで、飛距離の打ち分けがしやすくなります。例えば、ピッチングウェッジが44度であれば、48度、52度、56度という組み合わせが理想的です。これにより100ヤード以内の距離を効果的にカバーできるようになります。
バウンス角とソールグラインドで選ぶ
バウンス角とは、リーディングエッジからソールの頂点との角度のことです。バウンス角が大きいほど、ヘッドが地面に刺さりにくくなり、滑りやすくなります。
ハイバウンスのウェッジは食い込みやすいバンカーやラフなどでの使用におすすめです。一方、ローバウンスのウェッジはボールを拾いやすいので薄いラフや裸地におすすめです。
RTXシリーズでは、ソールグラインドとバウンス角は完全に紐付けられており、LOW(ローバウンス)、MID(ミッドバウンス)、FULL(ハイバウンス)の3タイプから選ぶことができます。MIDはレベルブローにもダウンブローにも適応し、地面の硬さも選ばない万能タイプとして人気があります。
初心者におすすめのクリーブランド ウェッジ3選
ここからは、初心者の方におすすめのクリーブランドウェッジをご紹介します。やさしさを重視したモデルを厳選しました。
スマート ソール FULL-FACE
バンカーショットやアプローチのミスを劇的に減らしたい初心者の方に最適なウェッジです。
このモデルの最大の特徴は、驚くほど幅の広い三段ソールです。このソールが地面を滑ってくれるので、少々手前からヘッドが入ってもザックリという大きなミスになりにくい設計になっています。さらに、フェース全面に溝が彫られた「FULL-FACE」設計により、フェースを開いて打つ時やトウ側でヒットしてしまった時でも、しっかりとボールにスピンがかかります。
| おすすめ度 | ★★★★★ |
|---|---|
| 価格 | 12,300円前後 |
| 特徴ポイント | 超ワイドソールでダフリを激減、フェース全面溝でスピン性能安定 |
CVX 2 ZIPCORE
ミスに強いキャビティバック構造を採用した、アベレージゴルファー向けのやさしいウェッジです。
ZIPCOREテクノロジーに加え、キャビティ部を拡大することにより余剰重量を創出し、上下左右の慣性モーメントが増大。寛容性が大幅に向上しています。あらゆる状況下でも安定したスピン性能を発揮する「HydraZip」と「ULTIZIP」も搭載されており、ラフやウェット時などの悪条件下でも高いパフォーマンスを発揮します。ロフト別にソールを個別に設計しているため、様々なシーンで苦手なショットも克服可能です。
| おすすめ度 | ★★★★★ |
|---|---|
| 価格 | 10,800円前後 |
| 特徴ポイント | キャビティバックで高い寛容性、ZIPCOREで安定したスピン |
スマート ソール 4
アプローチやバンカーショットが苦手なプレーヤーのために設計された、究極のやさしさを追求したウェッジです。
幅が広く丸みのあるソール形状が採用され、多少手前からヘッドが入ってもダフらせずボールに当てることができます。TYPE-C(ロフト42度)はレングスが短くパターのようなストロークで寄せることができ、TYPE-G(50度)はボールをやさしく上げられ、TYPE-S(58度)はバンカーからオートマチックに脱出できる設計です。難しいことを考えずにオートマチックに打てるのが最大の魅力です。
| おすすめ度 | ★★★★☆ |
|---|---|
| 価格 | 10,600円前後 |
| 特徴ポイント | ワイドソールでダフリ防止、シチュエーション別に選べる3タイプ |
中上級者におすすめのクリーブランド ウェッジ5選
ここからは、中上級者の方におすすめのクリーブランドウェッジをご紹介します。高いスピン性能と操作性を求める方に最適なモデルです。
RTZ ウェッジ
2025年2月に発売された最新モデルで、革新的な新素材「Z-ALLOY」を採用したウェッジです。
この新素材は、従来よりも比重が軽いため、ヘッド設計の自由度が大幅にアップしました。これにより生まれた余剰重量をフェースセンターへより精密に配置することが可能になり、飛距離と方向の安定性が格段に向上しています。また、独自の防錆特性によって、従来品よりも87%も劣化速度が遅く、スピン性能を長期間維持できるのも大きな特徴です。ツアープレーヤーからのフィードバックに基づき、LOW、MID、FULL、ADAPT(フルフェイス用)の4つのソールグラインドオプションが用意されています。
| おすすめ度 | ★★★★★ |
|---|---|
| 価格 | 16,400円前後 |
| 特徴ポイント | 新素材Z-ALLOYで高い耐久性、優れた飛距離安定性と方向安定性 |
RTX 6 ZIPCORE
RTXシリーズの6代目フラッグシップモデルで、ブルックス・ケプカを始めトッププロも多く使用するウェッジです。
ロフト別に異なるブラスト仕上げとフェースミーリングを行う「HYDRAZIP」フェースと、深く狭い「ULTIZIP」グルーブにより、特にウェットコンディションにおけるスピン性能が大幅に向上しています。また、ネック内部のセラミックピンの大型化により上下方向のヘッド慣性モーメントが20%もアップし、ライの変化や上下方向のミスに強く、さらに安定した弾道と距離感でターゲットをねらえるようになっています。
| おすすめ度 | ★★★★★ |
|---|---|
| 価格 | 10,800円前後 |
| 特徴ポイント | ウェット時の高スピン性能、慣性モーメント20%アップで安定性向上 |
RTX FULL-FACE 2
フェースを開いて打つバンカーショットやロブショットの打ちやすさを追求したモデルです。
ハイトゥデザインとフェース全面の溝によって、大きく開いたときでもフェース面を広く使うことができ、しっかりスピンを効かせたショットが打てます。ネック内側にインサートされた軽量セラミックピンとキャビティデザインにより、上下方向の慣性モーメントがアップ。フェースを開いたときに起こりがちな上下の打点ミスをカバーしてくれます。ロフト別の「HYDRAZIP」フェースや深溝の「ULTIZIP」グルーブなどの最新テクノロジーも搭載され、ラフや濡れた芝など悪いコンディションにも強いウェッジです。
| おすすめ度 | ★★★★☆ |
|---|---|
| 価格 | 13,900円前後 |
| 特徴ポイント | フェース全面溝でロブショットに強い、ハイトゥデザインで操作性抜群 |
RTX DEEP FORGED 2
日本市場向けに開発された軟鉄鍛造モデルで、特に打感にこだわる人に最適なウェッジです。
軟鉄の中でもやわらかいS20C素材を採用するとともに、打点部分の裏側を肉厚に設計することで、ソフトなフィーリングと繊細な距離感を実現しています。RTX 6 ZIPCORE同様、ロフト別に最適化された表面加工「HYDRAZIP」と深くて狭い「ULTIZIP」グルーブも採用され、ラフやウェットコンディションにおいても高いスピン性能を発揮します。フェースが大きめで安心してかまえられ、ややグース感のある顔と広めのソール幅により、上から打ち込んでも、横から払い打っても使える万能型のウェッジです。
| おすすめ度 | ★★★★★ |
|---|---|
| 価格 | 12,000円前後 |
| 特徴ポイント | 軟鉄鍛造でソフトな打感、日本市場向け設計で抜群の安心感 |
RTX ZIPCORE
RTXシリーズで初めて画期的な「ZIPCORE」テクノロジーを搭載したモデルで、コストパフォーマンスに優れています。
ZIPCOREはネック内部に鉄よりも比重の軽いセラミックをインサートし、その余剰重量をトゥ側に配置して重心位置をヒールからセンターに寄せるテクノロジーです。ゴルファーの打点と重心を近づけることで、オフセンターヒット時の初速、打ち出し角、スピン量のバラつきを減らし、アプローチの精度を向上させてくれます。また、歴代RTXの中で溝がもっとも深く、ラフや濡れた芝でもスピン量が安定しているのが特徴です。型落ちモデルとなったことで価格も手頃になっており、性能とコストの両方を重視する方におすすめです。
| おすすめ度 | ★★★★☆ |
|---|---|
| 価格 | 7,500円前後 |
| 特徴ポイント | ZIPCOREで高い精度、深溝で安定したスピン、コスパ抜群 |
クリーブランド ウェッジ選びのポイントと注意点
ウェッジを選ぶ際には、いくつかの注意点を押さえておくことで、より満足度の高い選択ができます。
アイアンとのセッティングバランス
ウェッジはアイアンセットとのバランスが非常に重要です。アイアンセットのピッチングウェッジのロフト角を確認し、そこから4〜6度刻みでウェッジを揃えていくことで、100ヤード以内の距離を効果的にカバーできます。
また、シャフトの重量もアイアンと合わせることが大切です。一般的にウェッジはアイアンよりも10〜20g程度重めにするのが基本ですが、重すぎると振り切れなくなってしまうため注意が必要です。特に女性の方は、重量バランスに気をつけて選びましょう。
試打で打感とスピン性能を確認
可能であれば、購入前に実際に試打することをおすすめします。特に打感は個人の好みが大きく分かれるポイントです。軟鉄鍛造モデルのソフトな打感を好む方もいれば、ステンレスのしっかりした打感を好む方もいます。
また、実際にボールを打ってみることで、スピン性能やソールの抜け具合も確認できます。バンカーショットやラフからのショットなど、様々なシチュエーションで試してみると、自分に合ったモデルが見つかりやすくなります。
クリーブランド ウェッジのよくある質問

クリーブランドウェッジの寿命・溝の消耗はどれくらいですか?
ウェッジの寿命は使用頻度によって大きく異なりますが、一般的には週1回のラウンドで2〜3年程度が目安とされています。特に溝の摩耗がスピン性能に大きく影響するため、溝が浅くなってきたら交換のサインです。
2025年発売の最新モデルRTZウェッジは、新素材Z-ALLOYの採用により、従来品よりも87%も劣化速度が遅くなっており、より長くスピン性能を維持できるようになっています。練習頻度が高い方には特におすすめです。
中古のクリーブランドウェッジはおすすめですか?
中古のクリーブランドウェッジは、予算を抑えたい方には良い選択肢です。特にRTX ZIPCOREやRTX 6 ZIPCOREなどの前モデルは、最新モデルと比べても性能面で大きな差はなく、コストパフォーマンスに優れています。
ただし、中古品を購入する際は溝の摩耗状態を必ず確認してください。溝が浅くなっているとスピン性能が大幅に低下してしまいます。また、フェース面の傷や錆びの状態もチェックし、状態の良いものを選びましょう。
クリーブランドウェッジの価格帯はどれくらいですか?
クリーブランドウェッジの価格帯は、モデルによって異なります。
初心者向けのスマートソールシリーズやCVXシリーズは12,000円〜16,000円前後で購入できます。一方、中上級者向けのRTXシリーズは、最新モデルのRTZウェッジが24,000円前後、RTX 6 ZIPCOREやRTX DEEP FORGED 2が10,000円〜16,000円前後となっています。
型落ちモデルや中古品を選べば、さらにお得に購入することも可能です。自分の予算とレベルに合わせて、最適なモデルを選びましょう。
おわりに

クリーブランドウェッジは、初心者からツアープロまで幅広いゴルファーに愛用される理由がある、信頼性の高いブランドです。
本記事でご紹介した選び方のポイントを参考に、自分のレベルやプレースタイルに合ったウェッジを見つけてください。適切なウェッジを選ぶことで、グリーン周りのショートゲームが格段に向上し、スコアアップにつながります。
特に初心者の方は、まずはやさしさを重視したスマートソールシリーズやCVX 2 ZIPCOREから始めることをおすすめします。中上級者の方は、最新テクノロジーを搭載したRTZウェッジやRTXシリーズで、さらなる技術の向上を目指しましょう。
お気に入りのクリーブランドウェッジを手に入れて、楽しいゴルフライフをお過ごしください。


