ランニング中、足の疲れや痛みが気になったことはありませんか?実は、シューズだけでなくインソール(中敷き)を見直すだけで、走りの快適さが大きく変わります。
ランニング時の着地衝撃は体重の3〜4倍にもなるといわれており、足への負担は想像以上。自分の足に合ったランニング用インソールを選べば、衝撃吸収やアーチサポートによってケガの予防やパフォーマンス向上が期待できます。
この記事では、ランニング用インソールの効果や選び方をわかりやすく解説したうえで、ZAMST・シダス・ニューバランスなど人気ブランドからおすすめ12選を厳選してご紹介します。価格帯別に分類しているので、予算に合った商品がすぐに見つかるはずです。初心者ランナーからサブ4・サブ3を目指す方まで、ぜひ参考にしてください。
ランニング用インソールとは?シューズの中敷きを変える必要性

ランニング中の足にかかる衝撃は体重の3〜4倍
ランニングは一歩ごとに足が地面へ着地する動作を繰り返すスポーツです。歩行時と比べて衝撃ははるかに大きく、着地のたびに体重の3〜4倍もの負荷が足裏にかかるとされています。
この衝撃は足裏だけにとどまらず、ひざや腰にまで影響を及ぼします。とくに長距離を走るランナーは、着地の繰り返しによって足底腱膜炎や腸脛靭帯炎などのケガにつながるリスクが高まるため、足元のケアが非常に重要です。
付属のインソールでは不十分な理由
ランニングシューズには購入時からインソールが付属していますが、これは平均的な足の形状に合わせて作られたものです。人の足は一人ひとり異なるため、付属品ではフィット感やサポート力が不足する場合がほとんどといえます。
特に海外ブランドのシューズは日本人の足型に合わせて設計されていないケースも多く、土踏まずの隙間やかかとの不安定さを感じることも。自分の足に合ったインソールに交換するだけで、シューズ本来の機能を引き出し、走りの安定感やフィット感が大きく向上します。
ランニング用インソールで得られる5つの効果
衝撃吸収でケガを予防できる
ランニング用インソールは、着地時の衝撃をしっかり吸収してくれる素材や構造を採用しています。足裏にかかる負荷を分散し、足底腱膜炎やシンスプリントといったランナーに多いケガのリスクを軽減してくれるでしょう。
とくにクッション性の高いモデルは、長距離ランニングやアスファルト路面での練習が多い方に適しています。
アーチサポートでフィット感がアップする
ランニング用インソールの多くには「アーチサポート」機能が搭載されています。土踏まず(アーチ)の高さは人それぞれのため、自分のアーチに合ったインソールを選ぶことで、シューズと足の一体感が格段に高まるのです。
アーチの隙間が埋まれば足がシューズの中でブレにくくなり、靴擦れやマメの予防にもつながるでしょう。
パフォーマンスの向上につながる
足元が安定すると姿勢が整い、効率のよいフォームで走れるようになります。インソールの反発素材が蹴り出しをサポートするモデルもあり、推進力のアップが期待できるでしょう。
付属のインソールからランニング専用モデルに替えるだけで「後半のラップが落ちにくくなった」という声も多く、レースタイムの改善を目指す方にも注目のアイテムです。
扁平足やハイアーチなど足の悩みをケアできる
扁平足(土踏まずが低い状態)の方は着地時の衝撃を十分に吸収できず、足が疲れやすい傾向があります。逆にハイアーチ(土踏まずが高すぎる状態)の方は、荷重がかかとと前足部に集中しやすく、足底筋膜炎の原因になることも。
ランニング用インソールはこうした足の特徴に合わせてアーチを適切にサポートし、負荷のバランスを整える効果が見込めます。また、足首が過度に内側に倒れてしまう「オーバープロネーション」の対策にも有効です。
シューズ内の蒸れ・臭いを防げる
足裏は体の中でもとくに汗をかきやすい部位です。長時間のランニングではシューズ内の温度と湿度が上がり、雑菌の繁殖や臭いの原因に。通気性の高いメッシュ素材や、抗菌・防臭加工が施されたインソールを選ぶことで、シューズ内を快適な状態にキープできます。
ランニング用インソールの選び方
アーチサポートの形状で選ぶ(ロー・ミドル・ハイ)
ランニング用インソールを選ぶうえで最も大切なポイントが、自分の足のアーチ(土踏まず)の高さに合った商品を選ぶことです。多くのメーカーでは「ロー」「ミドル」「ハイ」の3段階で展開しています。
- ローアーチ:扁平足気味の方向け。低めのアーチサポートで、足の内側への過度な倒れ込みを抑えます。
- ミドルアーチ:標準的なアーチの方向け。初めてインソールを使う方にもおすすめの万能タイプです。
- ハイアーチ:土踏まずが高い方向け。高めのサポートで前足部とかかとへの荷重集中を緩和します。
自分のアーチタイプがわからない場合は、濡れた足で紙の上に立ち、足跡の形状から判別する方法が簡単です。詳しくは後述のFAQでも解説しています。
機能性で選ぶ(衝撃吸収・軽量性・通気性・抗菌防臭)
ランニング用インソールはさまざまな機能を搭載しており、目的に応じた選択が大切です。
- 衝撃吸収:クッション性の高い素材(EVA、ジェル、PORONなど)を使ったモデル。ケガ予防を重視する方に。
- 軽量性:薄型・軽量な設計のモデル。レースでタイムを追求する方に向いています。
- 通気性:メッシュ素材や通気孔を採用したモデル。夏場や長時間のランに最適です。
- 抗菌防臭:銀イオンや活性炭など防臭素材を使用したモデル。シューズの衛生面を保ちたい方に。
衝撃吸収を重視するほどインソールは厚く重くなる傾向があります。クッション性と軽量性はトレードオフの関係にあるため、自分の走り方や目的に合わせてバランスを見極めましょう。
サイズの選び方と調整のコツ
インソールのサイズが合っていないと、かかとやアーチの位置がずれて本来の機能を発揮できません。購入時は自分のシューズサイズに対応したものを選び、シューズに入れたとき隙間やヨレがないか必ず確認しましょう。
多くのインソールはハサミでカットしてサイズを微調整できる仕様になっています。カットする際は「少しずつ」が鉄則です。一度切りすぎると元には戻せないので、付属のガイドラインに沿って慎重に調整してください。メーカーによってはサイズ表記が同じでも実寸が異なるため、口コミやレビューも参考にするとよいでしょう。
ランニング用インソールおすすめ12選【2026年版】
ここからは、人気ブランドの中から厳選したランニング用インソールおすすめ12選を「コスパ重視・入門向け」「バランス型・中価格帯」「高機能・本格派」の3カテゴリに分けてご紹介します。
<コスパ重視・入門向け>
Rela Kino インソール01
理学療法士が監修したコスパ抜群のインソールです。TPU素材のヒールカップがかかと周りのグラつきを抑え、安定した着地をサポートしてくれます。扁平足やO脚に悩む方のエントリーモデルとしても人気が高く、ランニングだけでなく立ち仕事や日常使いにも活用できる汎用性が魅力。1,500円前後と手に取りやすい価格なので、初めてインソールを試す方にぴったりです。
| おすすめ度 | ★★★★☆ |
|---|---|
| 価格 | 1,500円前後 |
| 特徴ポイント | TPUヒールカップでかかと安定 / アーチサポート付き / カットしてサイズ調整可能 / 男女兼用 |
Dr.Scholl アクティブプラス
フットケアの老舗ブランドDr.Schollが手がけるスポーツ向けインソールです。最大30%の衝撃吸収性能を備え、足裏の圧力データをもとにフットケア専門家と共同開発されました。消臭・浄化作用のあるゼオライト素材のフレッシュドライ生地を採用しており、蒸れや臭いが気になる方にもおすすめ。軽量設計で、普段のシューズにサッと入れ替えられる手軽さも好印象です。
| おすすめ度 | ★★★★☆ |
|---|---|
| 価格 | 1,200円前後 |
| 特徴ポイント | 衝撃吸収最大30% / ゼオライト配合で消臭効果 / 軽量設計 / カット調整可能 |
ソルボ DSISソルボランニング
ランニング専用に設計されたソルボシリーズの定番モデルです。人工筋肉「ソルボセイン」を採用し、足底への衝撃を効果的に吸収・分散。3つのアーチ(内側縦アーチ・外側縦アーチ・横アーチ)をバランスよくサポートし、安定したフォームで長時間走れるよう設計されています。競技ランナーからジョギング愛好家まで幅広い層に選ばれているロングセラー商品です。
| おすすめ度 | ★★★★☆ |
|---|---|
| 価格 | 1,800円前後 |
| 特徴ポイント | 人工筋肉ソルボセイン採用 / 3アーチサポート / ランニング専用設計 / 薄型で靴内が窮屈になりにくい |
<バランス型・中価格帯>
ニューバランス サポーティブリバウンドインソール
ニューバランスが展開するランニング対応インソールの上位モデルです。反発性に優れたEVA素材が蹴り出しをサポートし、かかと部分の衝撃吸収クッションが着地時の負荷を和らげます。表面にはナノフロントをフルレングスで採用し、シューズ内での足のズレを抑える高い防滑性を実現。ブランドの信頼感と手頃な価格のバランスが魅力で、多くのランナーから支持を集めています。
| おすすめ度 | ★★★★★ |
|---|---|
| 価格 | 2,200円前後 |
| 特徴ポイント | EVA高反発素材 / ナノフロント防滑加工 / 中足部〜かかとの保護性が高い / ユニセックス対応 |
ニューバランス サポーティブクッションインソール
ランニングだけでなくウォーキングや立ち仕事にも使いやすい安定性重視のモデルです。TPUスタビライザーが足のアーチを支え、カップ形状のヒールがかかとを包み込んで足のブレを防ぎます。ABZORB素材による着地時の衝撃吸収力も優秀。サポーティブリバウンドよりも安定性に振った設計なので、足元の安定感を求める方や、偏平足でお悩みの方におすすめです。
| おすすめ度 | ★★★★☆ |
|---|---|
| 価格 | 1,500円前後 |
| 特徴ポイント | TPUスタビライザーでアーチを安定 / ABZORB衝撃吸収素材 / カップインソールでかかとをホールド / カット調整可能 |
ZAMST フットクラフト クッションド フォーラン
医療メーカーであるZAMSTが開発したランニング特化型の衝撃対策インソールです。前足部に高反発素材を配置して蹴り出しをスムーズにし、かかと部分には衝撃吸収素材を採用して着地時の負担を軽減。3Dアーチ設計がソフトに足裏を支えつつ、片足わずか約32g(Lサイズ)という軽量・薄型設計で、シューズの履き心地を損ないません。ダブルラッセル素材による通気性の高さもランナーにうれしいポイントです。
| おすすめ度 | ★★★★★ |
|---|---|
| 価格 | 2,500円前後 |
| 特徴ポイント | ラン特化の衝撃吸収&高反発 / 片足約32gの超軽量 / 通気性の高いダブルラッセル素材 / 抗菌防臭加工 |
ソフソール アスリート パフォーマンスインソール
米国発のインソール専門ブランド・ソフソールの定番モデルです。かかと部分と前足部に配置されたジェルクッションが着地時の衝撃を吸収し、ポリウレタンフォームのボディが衝撃をエネルギーに変換して推進力につなげます。インソール表面には銀イオン由来のSilvadur抗菌防臭加工が施されており、シューズ内の衛生面もしっかりカバー。さまざまなスポーツに対応できるオールラウンダーです。
| おすすめ度 | ★★★★☆ |
|---|---|
| 価格 | 1,900円前後 |
| 特徴ポイント | ジェルクッションで衝撃を推進力に変換 / Silvadur抗菌防臭加工 / カットしてサイズ調整可能 / 幅広いスポーツに対応 |
シダス マックスプロテクト・ラン
フランス発のインソール専門ブランド・シダスのランニングエントリーモデルです。かかと部分にジェルパッドを配置して着地の衝撃を吸収し、やや硬めのアーチサポートパッドが土踏まずをしっかりと支えます。前足部には衝撃吸収シートを搭載しており、足裏全体をバランスよく保護。シダス製品の中では比較的手を出しやすい価格帯で、ランニング用インソールの効果をまず体感したい方に最適な一足です。
| おすすめ度 | ★★★★☆ |
|---|---|
| 価格 | 2,800円前後 |
| 特徴ポイント | かかとジェルパッド / やや硬めのアーチサポート / 前足部に衝撃吸収シート / シダスのエントリーモデル |
<高機能・本格派>
ZAMST フットクラフト スタンダード
ZAMSTが手がけるフラッグシップモデルで、ロー・ミドル・ハイの3種類のアーチタイプから自分の足に合ったものを選べるのが最大の特徴です。整形医療分野の知見を活かした3層構造が足裏のアライメントを適切にサポートし、かかとを安定させるナイロン製コアスタビライザーが着地のブレを抑制。サイズも細かく展開されており、オーダーメイドに近いフィット感を体験できます。本気でランニングに取り組む方に自信を持っておすすめできる一品です。
| おすすめ度 | ★★★★★ |
|---|---|
| 価格 | 4,600円前後 |
| 特徴ポイント | 3種類のアーチタイプ選択可 / ナイロン製コアスタビライザー / 3層構造で衝撃吸収 / 抗菌防臭加工 / 細かいサイズ展開 |
シダス ラン3Dプロテクト
シダスの中でもランニングに特化したハイスペックモデルです。前足部には軽量クッション素材「オーソライトX40」を搭載し、衝撃を吸収しながら反発力で蹴り出しをサポートする相反する2つの性能を両立。かかと部分はジェルクッションの面積が広く、着地のポイントを選ばず安定した衝撃吸収を実現しています。土踏まず部分のX形カットが足の動きを妨げずにサポートしてくれる、本格派ランナー向けの一足です。
| おすすめ度 | ★★★★★ |
|---|---|
| 価格 | 5,600円前後 |
| 特徴ポイント | オーソライトX40で衝撃吸収+反発 / 大面積ジェルかかと / X形カットで足の動きに追従 / ランニング特化設計 |
BMZ カルパワースマートフィット
一般的なインソールとは異なり、土踏まずではなく「立方骨」を支えるという独自理論で設計されたモデルです。立方骨をサポートすることで足のアーチ全体を安定させ、蹴り出しの力を引き出します。細身のフォルムはタイトなランニングシューズにもフィットしやすく、装着後の窮屈感が少ない点も好評。足のポテンシャルを引き出すというユニークなアプローチに興味がある方は、ぜひ試してみてください。
| おすすめ度 | ★★★★☆ |
|---|---|
| 価格 | 4,200円前後 |
| 特徴ポイント | 立方骨サポート独自理論 / 細身設計でタイトな靴にもフィット / EVA樹脂素材 / 日常〜スポーツまで幅広く対応 |
Superfeet Active Support High Arch
アメリカ発のインソール専門ブランドSuperfeetが、ランニングやウォーキングに特化して開発した高機能モデルです。カーボンファイバーをブレンドした独自素材により、軽さと安定性を高い次元で両立。前足部のソフトパッドが衝撃を吸収し、かかと部のHITポッドが着地時の衝撃を分散します。やや高価格ですが、足への負担を徹底的に軽減したい本格ランナーには投資する価値のあるインソールです。
| おすすめ度 | ★★★★★ |
|---|---|
| 価格 | 6,700円前後 |
| 特徴ポイント | カーボンファイバー配合で軽量&高安定 / HITポッドで着地衝撃を分散 / 前足部ソフトパッド / ハイアーチ対応 |
ランニング用インソールに関するよくある質問

ランニング用インソールの交換時期の目安は?
一般的に、ランニング用インソールの寿命は走行距離で約500〜800km、期間にすると半年〜1年程度が目安とされています。クッション素材がへたって弾力を感じなくなったり、アーチ部分の盛り上がりが潰れてきたりしたら交換のサインです。
見た目に大きな変化がなくても、素材の機能は徐々に低下していきます。「最近インソールが薄くなった気がする」「足が疲れやすくなった」と感じたら、早めの交換を検討しましょう。
自分のアーチタイプを調べる方法は?
自宅で簡単にチェックできる「ウェットテスト」がおすすめです。足の裏を水で濡らし、コピー用紙や新聞紙の上に立ちます。足跡の形状を見て、以下の基準で判断できます。
- ローアーチ(扁平足気味):土踏まずがほとんど写らず、足裏全体がべったりついている。
- ミドルアーチ(標準):土踏まずに適度なくびれがある。
- ハイアーチ:土踏まずのくびれが深く、かかとと前足部だけが写っている。
より正確に知りたい場合は、スポーツ用品店の足型計測サービスを利用するのもおすすめです。
インソールのサイズが合わないときはどうすればいい?
多くのランニング用インソールは、つま先部分をハサミでカットしてサイズを微調整できます。カットする際のポイントは以下のとおりです。
- もともと入っていた純正インソールを型紙代わりにすると、フィットしやすくなります。
- カットは少しずつ行い、何度もシューズに入れてフィット感を確認してください。
- かかとの位置がシューズと合っているかを最優先でチェックしましょう。
なお、カットに対応していないモデルもあるため、購入前に仕様を確認しておくと安心です。
ランニング用インソールは洗える?お手入れ方法は?
多くのインソールは水洗い可能ですが、洗濯機は避けて手洗いが基本です。ぬるま湯で軽くすすぎ、中性洗剤を使って汚れを落としましょう。洗った後は直射日光を避け、風通しのよい場所で陰干しにします。
乾燥機やドライヤーの使用は素材の変形やクッション性の低下を招くため避けてください。日頃のケアとしては、使用後にシューズからインソールを取り出して乾かすだけでも、湿気やにおいの蓄積を大幅に防げます。
おわりに|自分の足に合ったランニング用インソールで快適な走りを

ランニング用インソールは、シューズのフィット感を高め、衝撃吸収やアーチサポートを通じてケガの予防とパフォーマンス向上を同時に叶えてくれるアイテムです。
選ぶ際は「自分のアーチタイプに合った形状か」「求める機能(衝撃吸収・軽量性・通気性など)を備えているか」の2点を軸に、予算と照らし合わせて検討してみてください。今回ご紹介した12選は、いずれもAmazonで手軽に購入できるものばかりです。
まずは1足試してみるだけで、いつものランニングが驚くほど快適に変わるかもしれません。ぜひ自分の足にぴったりのインソールを見つけて、日々のランニングをもっと楽しんでください。


